おおぞら高校
なりたい大人研究所
おおぞら高校

なりたい大人作文コンクール

優秀賞

トランペットとの出会い

東京都 府中市立府中第四中学校 3年鈴木 小春さん

トランペットを吹く度に思い出す。部活の顧問の先生は私にとって忘れられない人だ。先生は何一つ自分を優先せずいつも一人一人と向き合ってくれた人。大会前には容赦なく叱ってくれた人。先生の言葉だから素直に聞けた。部活の時間は異世界にいるようで、この時間が永遠に続いてほしいと思っていた。
私の夢は教師。私は先生の様に信頼される教師、そして必要とされる大人になりたい。その思いを胸に、私は今日も楽器を構える。

(審査員より)

筆者と「部活の顧問の先生」とは絶対的な信頼関係があったのでしょう。だからこそ、厳しくも暖かい先生の言葉を素直に聞くことができ、また夢中になって努力することができた、そんな「時を忘れる経験」が筆者の今日を支えている。それが容易に想像される作文です。そして、それを次の世代に伝えたい想いが、教師への夢へといざなう、素敵な循環です。