私のなりたい変わった大人

当時では前代未聞の短編集「みだれ髪」を執筆し、従来の女性像を打ち破り、「君死にたもうこと勿れ」では戦争反対を唱えた与謝野晶子。私は将来、与謝野晶子のような変わった大人になりたい。SNSや友達との会話で、量産型という言葉など人をカテゴリーづけした言葉をよく聞く。私はその言葉を自分に向けられ、憤りを感じた。私は世界に一人しかいない。そんな言葉で自分の存在を評されるなんて嫌だと思った。だから私は大勢の人としてまとめられないぐらい変わった大人になりたい。そのために必要なのは、世界の様々な物事に関心を持つことと、柔軟な思考力だと思う。手許の端末を介して年齢や国籍も関係なくフラットに世界と繋がることができるようになった今だからこそ、それらはとても重要だと思う。シンギュラリティーを目前にして、AIにとって代わられないためにも、古い固定概念から脱皮した変わった大人、すなわち時代の先を行く大人になりたい。