僕の目指す大人

なりたい大人になりたいと思うまでに至っていないのが正直なところだ。私はまだ、自分自身がわかっていない。なりたい職業も、なりたい人物像も、あいまいなままだ。具体的にどうなりたいと口に出して言えるようになるために、こんな大人になりたいといえるようになるために、いまたくさんの大人にお世話になり、毎日を過ごしている。電車で見かける人、学校の先生、親、親戚、近所の人、朝起きてから寝るまでの間に無数の人とすれ違う。その中で、ぼくは人間観察をし、その人を想像する。そうして、自分の中でなりたい大人像を模索している。気づけば祖父母の優しさ、両親の愛、恩師の厳しさ、これらすべて私が注いでもらっている、何にも代えられないものだ。そうだ、私は私にもらった恩恵を返していける大人になりたいのだ。今はそのことをいろいろな側面から気づき、身に付けて、いずれ返していける大人になりたい。だからやはり今は自分探しを続けよう。