やっぱり母

母のようになりたい。ありきたりな答えだと自分でも思ったが、それでも母のようになりたいと私は思う。レストランでドレッシングはぶちまけるし、よく忘れ物をする。そしていびきがうるさい。そんな母に嫌気がさすことがよくある。でも、いつだって自分の事は後回し。困っている人がいたら放っておけない。人の幸せを自分のことのように喜ぶ。そんな母を見るたび、母のようになりたいと私は思う。
私の夢は母のようなお母さんになることだ。どんな時も子供に愛情を持って接すること。そんなの当たり前だと思っていたが、それが当たり前ではないと知った時、母のすごさを知った。そして、私の母が母であることを幸せに感じた。私もいつか母のようになりたい。自分の子どもに母のようになりたいといわれるような母になりたい。そう思えたのは、私の母が母であったからだ。