夢と現実

僕の夢は何だろう。そう思い始めたのは高校三年生になったときのことだ。夢はまだ無い。でもとりあえず大学には入りたい。なぜだろう。なぜ大学に入りたいんだろう。理由は良い就職先を見つけるためだ。僕は以前、親から高校卒業後に就職するより、大学卒業後に就職する方が有利だと言われ、僕も納得してその道を選んだ。色々な学部がある中、僕は薬学部に進むと決めた。薬学部は、六年間通わなければならない。過去に留年を経験したことがある自分に、毎日学校に行くことは可能だろうか。その上、僕の事を考えて高い学費を払ってくれる親がいる限り、覚悟を持った上で通わなければならない。でも、もし六年後に薬剤師の資格を取ることができるなら、しっかりといい大人になり、たくさんお金を稼ぎ、親へ恩返しができたらいいなと思う。