おおぞら高校
なりたい大人研究所
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なりたい大人作文コンクール

私の指針

茨城県 茗渓学園高等学校 2年

後悔していることがある。それは小学一年生の時に友人に冷たく接したことだ。彼は人とうまく話すことができず、いつも一人だった。当時の私のすべきことは相手の負担にならない、傷つかない方法で関わることだったが、私はそれをせず、彼もすぐ転校した。それから10年後、高校生になった私は1年間ドイツに留学した。級友はドイツ語が出来なかった私に英語や翻訳サイトで勉強を教えてくれた。その他にも本当によくしてもらった。そのような存在の何と心強いものだろう。5歳の私と15歳のドイツのクラスメイトの一番の違いは年齢でも国籍でもなく共感力だ。5歳の私には出来なかった相手への配慮を15歳の彼らは一年間やり通した。もし日本の学校のクラスに留学生が来ても私はその人の不安な気持ちも学習意欲もわかるから適切な接し方ができる。きっとその繰り返しで幸せな共感力は伝播していくのだろう。だから私はもっと共感力を広げる大人になりたい。