かっこいい先生
僕は、僕の通っている高校の1人の先生に憧れている。しかし先生になりたいわけではなく、その人間性に憧れている。
その先生は、商業科目の先生で多くの経験をしてきたベテランなのだ。彼は授業中によく体験談を聞かせてくれるのだ。それが本当に興味の湧くものばかりなのだ。
しかし、彼の話す体験談を聞いていただけで憧れたわけではない。彼は、常に何かを研究しているのだ。例えば、脳のRASというものの話だ。RASというのは、今、興味を持っている事がある時にその事について敏感に反応するシステムだ。彼は他にも多くの知識を持っていて、授業中に話してくれたが、そのほとんどが僕らの大学受験を応援してくれているものだった。
だから僕は、誰かのために、誰かを応援するために知識を蓄えている彼に魅力を感じ、自分もそんなカッコイイ大人になりたいと思った。