茂木校長賞
人生ガチャで楽しく
私は生まれてすぐに養子に出された。生んでくれた母親の顔も知らないが、沢山の愛に囲まれて幸福な今を送っている。最近よく耳にする親ガチャ、受け止め方は人それぞれだが、自らの境遇をどの様に捉えるかによって違ってくると思う。つないでもらったこの命の重さを考え、この先を見据えた時、多くの人達が幸せを感じられる親ガチャならぬ人生ガチャで、背中を優しく押してあげられる、こんなサポートが出来る大人になりたい。
(茂木健一郎校長より)
今年流行った「親ガチャ」という言葉は、子どもたちのそれぞれの環境が異なることで学びやその他の可能性が影響を受けてしまうという、みんなが考えるべき現代の状況を表していました。この作品は、自分自身のあり方を感謝とともに見つめ、未来に向かってがんばろうとしている点がほんとうに素敵です。すべての人の人生ガチャが「あたり」になるような世の中にしたいですね。
(受賞者コメント)
夏休みいつもより時間をかけて新聞に目を通していると、どんな大人になりたいか、と問い掛けてくる募集記事が目に留まりました。度々耳にする親ガチャという言葉が気になり、自分の境遇と幸せと将来を考えてみました。どんな境遇でも多くの人が幸福を感じる世の中になると嬉しいです。選んでいただきありがとうございました!