茂木校長賞
キツツキの生き方
私のなりたい大人像は「キツツキ」です。キツツキといえば、くちばしを木に打ちつけてあなを開けることで有名です。ですが、そのときに頭にかかる力は人間であれば頭に車が衝突したくらいの衝撃を受けているといわれています。私自身、ちょっとした嫌なことで物事をあきらめてしまうことが多いので、何回も頭に衝撃を受けていてもあなを開けるまで決してあきらめない、そんな「キツツキ」のような粘り強い大人になりたいです。
(茂木健一郎校長より)
失敗してもあきらめずに挑戦することは、脳にとって大切なことです。そのかけがえのない真実を、たくみな「キツツキ」のたとえで書いたこの作品は、独自の視点と、それを表現する感性でとても強く印象に残りました。キツツキが受ける衝撃を自らのこととして想像して書いているところもとても素晴らしいと思います。この文章を読むと、実際に山の中に出かけていってキツツキを観察してみたくなりますね! 広い世界へのつながりも感じさせる作品です。
(受賞者コメント)
このような素晴らしい賞をいただき、ありがとうございます。国語の授業で考える時間もあまりなく、時間内でなるべく簡潔に書きました。少しでも読んでくれる人が「すごいな」と思ってくれるようなものに仕上げたいと思い、ネットで昨年やこれまでの作品を参考にしながら、書きました。それを自分が上手く活用できたことでこのような賞をいただいたのだと感じました。また、来年もこのような機会があれば、みんなから評価されるものを書きたいと考えています。