おおぞら高校
なりたい大人研究所
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なりたい大人作文コンクール

祖父が最期に遺してくれたもの

埼玉県 浦和実業学園中学校 3年

祖父が亡くなったのは、今から六年前のことだった。当時の自分にとって初めてのお葬式で、どのような顔をすれば良いか分からなかった。気を引きしめていないと涙がこぼれそうになるからぎゅっと手をにぎっていた。そんな中、自分は周りの人がみんなおだやかな顔をしていることに気がついた。それは祖父も同じだった。その顔を見た時思った。自分もいつか、死んでしまうその時に笑えるような大人になりたいと。