居場所

誰かの居場所になれるような大人に、私はなりたい。本当は辛いのに、助けを求められない人。本当は深い悲しみにうちのめされているのに、笑顔を取り繕う人。そんな人達を私は見てきた。だから、私は見えない「助けて」の声を拾っていきたい。話を聞き、一緒に泣いて、その人の苦しみを半分持ってあげたい。何も話さなくとも、じっと黙って寄りそいたい。誰かの心の寄りどころになれる、そんな大人に私はなりたいのだ。