怖そうな先生

第一印象は怖そう。そう思った先生が今では私の理想像となっていた。六年生のとき、怖そうな先生が担任になった。最初は少し怯えていたが、実際はしっかりしているけれどお茶目なところもあって怒っていても愛を沢山感じる涙脆い人ということを知った。気がつけばそんな先生に憧れていた。離任式の日、泣きながら「先生のような人になりたい」と言った私に「私を超えてよ。」と少し笑いながら言った先生はやっぱり私の理想の人だ。