五文字の力
「うるさいな。」「ほっといて。」「もうきらい。」たった五文字。だけど、この「尖った小石」が誰かの心に投げられ、傷つける。「どうしたの?」「てつだうよ。」「ありがとう。」たった五文字。だけど、このさりげない「優しさの種」が誰かの心に大きな花を咲かせる。私は、「言葉」で多くの人の心を温かくする大人になりたい。「笑顔の種。」「希望の種。」「幸せの種。」たくさんの種をまこう。いつか、色とりどりの花が咲き誇る日が来るように。
(審査員より)
印象的な題名で、どのような作品なのかと興味を持ち、読み進めることができました。文字や言葉は、時に人を傷つけることもありますが、人を勇気づけるために無くてはならないものでもあります。読者に言葉の使い方の大切さを訴え、人に力を与える言葉の重要性を示していただきました。記載されているように言葉を有効に活用して、多くの人の心を温かくする大人になってください。
(受賞者コメント)
この度は、優秀賞に選んでいただきありがとうございます。とても嬉しく思います。言葉には、誰かを傷つける力、そして誰かを幸せにする力があります。私は、「言葉」で誰かの心に花を咲かすことができるような大人になりたいという想いで書きました。この作文を読んでくれた人にも、「言葉」が持つ大きな力に気づいてもらい、笑顔の輪がどんどん広がっていくことを願っています。