金髪先生

「∠ABQ=∠ABPだから...」今日も黒板に書かれた図は美しい。私の数学の先生は不思議な人だ。よくぎっくり腰になるという、お肉料理が大好きな金髪の先生。私は数学が苦手なのに先生の授業が面白くってたまらない。それは先生自身が問題を解くことを楽しんでいるからだろう。先生の数学愛はいつの間にか私にも伝染してしまった。私は、自分の「好きなこと」を思う存分楽しめるような大人になりたい。