2021年度⼊賞作品

特別審査員

屋久島おおぞら高等学校 校長　茂木 健一郎

世の中はいろいろ大変なことがありますが、中学生が自分のことを見つめ、まわりの人との関係を受け止め、そして世界の課題を真摯に考えていることに感銘を受けました。真理を探求したいという好奇心や、他人に対するやさしさ、思いやりを大切にする気持ちはほんものだと感じました。私たち大人も、このような子どもたちの思いをまっすぐに受け止め、育んでいくためにいろいろとがんばるとともに、自分たちの仕事のやり方、生き方も大いに反省して、子どもの頃の「初心」を忘れず、進んでいきたいという思いを新たにしました。続きを読む…
子どもの脳の可能性は無限です。その成長を支えるためには、私たち大人自身が、子どもたちがなりたい大人になれるようにがんばっていかなくてはならないでしょう。そのことが、結果として、大人の脳の可能性を活かすことにもつながると思います。大人の脳が子どもの脳の模範になるように努力したいですね。

審査員

KTCおおぞら高等学院 学院長　小林 英仁

全作品を拝読し、感じたことを記載させていただきます。
全体の講評として、頂いた作品の多くが「起・承・転・結」の基本に従った作品が多く、今年度は全体的に作品のレベルがアップしていました。
200字という短い中に、思いを記載することは非常に難しかったと思いますが、どれもが読み応えのある内容で感心しました。
ただ、反対にとびぬけた内容の作品は、少なかったように感じました。続きを読む…
200字という短い課題なので、少しの冒険があった方が、読者の印象に残る場合がありますので、次回の応募時は冒険しても良いのではないでしょうか。
多くの作品の中でも、選出させていただいた作品の多くは、冒険があった作品といえるかもしれません。
いずれにせよ、作品の質の向上を感じ取ることのできるコンクールでした。
皆さんの応募に心より感謝すると共に、これからのご活躍を心よりお祈りいたします。
本当にありがとうございました。